ゆめのかけら

岸くん可愛い妖怪です。@ki_tuuu

その目の奥にいた黒崎くん

※ネタバレ要注意

前回の記事では映画「黒崎くんの言いなりになんてならない」における中島健人くんの頑張りを記したが、今回は個人的に映画を見た感想を記していきたいと思う。

映画の半券を記念に。公開初日に行けて良かった。1度観た後、もう1度映画館で観たい!と思った作品は久しぶりだ。大画面での健人くん本当に素晴らしかった…。

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まずは肝心の映画全体の感想だが、全体を通してコミカルでテンポが良い為、見やすく面白いものとなっていた。まるで遊園地のテーマパークにいるような、ジェットコースターのスリリングさとスピードがあるような、それでいてカラフルでメルヘンチックさもあり、夢中で見ていて気付いたらあっという間に終わっていた、という感じだった(伝わらない感想…)。少女マンガ原作ならではのぶっとび展開が都度発生し、ツッコみ所も多々あるにはあるが(例えば白河くんが登場する度に彼の周りにはキラキラが舞うし、顎クイ壁ドンをこれでもか!と見せつけられて何が普通なのか一瞬分からなくもなるし、付き合ってもないのにそこまでしちゃう?!という所もあるしetc…)あくまで少女マンガ原作という所からすると、その辺りも上手く表現されていたように感じる。クスクスとでもワッハッハとでも笑えて、そして少しうるっと来ちゃう、そんな映画となっていた。実写版「クローバー」が大好きな私としては大変楽しめた作品だった。少女マンガ原作の実写化作品が好きで、本作も当然個人的大好き作品ランキングの上位入賞を果たしている。

 

さて、ここからは、黒崎くん(健人くん)の印象に残った箇所を記したいと思う。細かく見すぎていて気持ち悪い内容となっている事は予めお伝えしておきたい。

 

これは全体を通して言える事なのだが、まず最初に言いたい事として、私は特に健人くんの「目の演技」に魅了された。どうしたらあそこまで目で繊細な感情を表現出来るのかと感心してしまう程、健人くんのその目には黒崎晴人の人格ならびに感情が宿っていたように感じた。目の動き、目の色ひとつで、あんなに黒崎くんの気持ちが伝わってくるなんて思いもしなかった。
正直、ドラマ版では黒崎晴人の表情も感情も「ちょっと力入れすぎでは…?」と感じる所もあったが、映画版ではそれがとてもナチュラルになっており、その目を見るだけで黒崎くんの感情が丸わかりで、思わずこちらも見ていて切ない気持ちになってしまうのだ(もちろんドラマ版も最高なので映画を見る前にはぜひドラマ版も見て欲しい)。
特に印象的だったのが、連弾でピアノを弾いた後、由宇に奴隷解放宣言をする時の、あの目の動き。本当に些細な動きなのだが、奴隷解放を一瞬ためらうかのように、左右に少し黒目が振れるのだ。それがなんとも絶妙で巧みで、あの目の動きこそが、あの重要なシーンをより切なく表現出来ているように感じた。
目が左右に振れるシーンで印象的な所はもうひとつあって、ラストシーンでも黒崎くんは動揺と照れからか目が何度も左右に振れるのだが、そこはまるで漫画かのようにコミカルに黒目が左右に振れていた。それは「自分の予想だにしない返答が由宇からあった」事による動揺または少しの照れからくる目の動きだと感じた。目の動きひとつとってもここまで多彩に表現されているのはなんとも面白い。

 

そして、その目の動きに合わせた「眉毛の動き」が、上手く黒崎くんの感情を表現していたように感じた。黒崎くんの役作りの為、普段と比べると少し細く整えられたその眉毛が目力とマッチして素晴らしく良いのである。言葉ではドSな事を言いつつも、よく見たら眉毛はハの字になっていたり、かと思えば真面目な事を言っていても眉毛は悪巧みしていそうな動きをしていたり。そのバランスがなんとも絶妙で面白かった。


そして喉仏の動き。黒崎くんは動揺した時のみ、喉仏が動いていたようだった。通常時はぴくりともせず綺麗な喉なのだが、その綺麗さがあるからこそ、いざの時の感情の動きが喉からも感じ取れるようだった。

 

また、風呂場から部屋まで由宇をお姫様抱っこして歩くその姿が、まるで一本の線の上を歩いているように全くぶれず、あれは本当に素晴らしいと感じた。筋力ならびに体幹を鍛えている健人くんだからこそ、あの場面はあそこまで綺麗なものとなるのだろう。


さらに、由宇とピアノを連弾で弾くシーンは、不器用な黒崎と、黒崎の前ではついツンケンしてしまって素直な感情を表に出せない由宇の、そのお互いの不器用な思いがその一時だけは交差しているかのようで、見ていてとても切なく、美しいシーンであるように感じた。

 

健人くんが演じた黒崎晴人は、ドSで俺様で不器用で、だけどそこに優しさと大人っぽさが加わってなんとも絶妙にかっこよかった。少し掠れた声でセリフを言うのだが、その声がただ俺様なだけでなく優しげで、聞いていて耳が至福だった(由宇に悪巧みする時の囁き声はえっちい感じで、それもまた彼的には狙い通りなんだろうが、私は少し枯れた声で言うセリフが切なくて大好きだった)。特に「どんな顔だろうが、お前はお前だろうが」と言うその声がもう!!かっこよすぎて!!目覚ましボイスに!!したい程で!!!!!!!(落ち着いて)

 

ひとつ気になった事として、黒崎くんと白河くんのバスケシーンを観ていて気付いたのだが、この二人、同じ高校なのにも関わらず、ワイシャツの素材が違うようだった。白河くんのワイシャツはつるっとした素材で、黒崎くんはコットンのような自然の風合いのもの。きっとこの辺りも、キャラクターのイメージでチョイスされたとは思うが、どういうイメージからお互いにその素材感のものとしたのかについてはなかなかに興味深い所である。

 

劇中では主題歌となるSexy Zoneの「Make my day」が何度も流れるのだか、シーンによってはオルゴールバージョンでも流れており感動した。

 

最後のシーンがとてもとても素敵なのだが、そのシーンはどうやら丸々演者と監督のアドリブらしい。あのシーンがカットされずに採用されているのは、もちろん撮れたそれが凄く良かったからだと思う。しかし、全身全霊で本作に挑んだ中島健人への、どこかの誰かからのメッセージとでも言うのか、黒崎晴人を全うして黒崎晴人となった中島健人を、中島健人に帰してあげるかのように、そのシーンには黒崎晴人と中島健人がそこにいるようだった。小松菜奈中島健人の見事な掛け合いが素敵なケミストリーを生み出した最後のシーン、きっとこれから私は何度も繰り返し観るだろう(DVD化する前提)。

 

今後も変幻自在に色々な役・役の人生を全うし、様々な色を纏う健人くんの姿を見れる事が楽しみだ。

 

 

 

 

最後に。

黒崎くん最っ高…!!!!